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2026-27シーズン、ニセコは雪が積もる?エルニーニョと、旅の計画で知っておくこと

ニセコHUB編集部 · 2026/10/13

2026-27シーズン、ニセコは雪が積もる?エルニーニョと、旅の計画で知っておくこと

2026-27シーズン、ニセコは雪が積もるでしょうか。ほぼ心配いりません。ニセコはひと冬におよそ14〜15メートルの雪が降る土地で、それが一冬で止まることはまずありません。今季はエルニーニョの冬で、全体にやや暖かく、日本海側の雪は少なめに傾きやすい年です。それでもニセコの雪は、シベリアからの寒気が日本海を渡って生まれるので、寒波がひとつ来れば一気に積もります。この記事は、2026-27に行くかどうか決めかねている人に向けて、予報が実際に何を言っているのか、旅の時期選びに何を意味するのかを整理します。予報と数字は各機関の発表値で、2026年10月13日に確認しています。

ニセコは、ふだんどれくらい積もる?

ニセコは、リフトで登れる場所としては世界でも有数の豪雪地で、平年でひと冬におよそ14〜15メートルの雪が降ります(Powderhounds)。積雪は12月に積み上がり、1月と2月にいちばん深くなります。ベースは平年でおよそ2メートル、最も深い時期に標高の高い場所では4メートル近くに達することもあり、3月にかけて落ち着きます(OnTheSnow)。シーズンは11月下旬から5月上旬ごろで、雪が多く降るのは12月から2月です。言いかえると、ここでの「平年より少ない冬」でも、世界の多くの基準では十分に雪の多い冬になります。

2026-27の予報は何を言っている?

分けて見たいのが、大きな海の状態と、日本そのものの季節予報です。気象庁とNOAAはどちらも、エルニーニョ現象が冬まで続くとしています(気象庁 エルニーニョ監視、NOAA CPC)。両機関は今季を特に強いエルニーニョと見ていますが、あとで触れるように、ニセコの雪はこの海の状態とはほぼ別の仕組みで降ります。エルニーニョの冬は、日本付近の冬型の気圧配置が弱まりやすく、全体に暖かく、日本海側の雪は少なめに傾きます(気象庁 エルニーニョと日本の天候)。気象庁が9月に出した3か月予報でも、北日本の気温は平年並みか高い、日本海側の降雪量は平年並みか少ない、という見通しで、全体として暖冬寄りです(気象庁 季節予報)。さらに9月末の寒候期予報でも、12月から1月は気温が高め、日本海側の降雪量は少なめの見込みで、そのうえで一時的な寒波による局地的な大雪には注意、とされています(日本気象協会)。つまり「全体は暖かめ、でも寒波が来れば一気に降る」という、ニセコにとってはなじみのある形の冬になりそうです。

それで、ニセコに雪はある?正直なところ

あります。可能性は高く、そのうえで含みを一つ。季節予報は確率で、「平年並みか少ない」は断定ではなく傾きです。さらに大事なのは、ニセコの雪の仕組みがエルニーニョとはほぼ別で動くこと。シベリアの寒気が暖かい日本海を渡るときに大量の水蒸気を拾い、それが、ニセコで知られる軽く乾いたパウダーになって落ちてきます(Powderhounds)。暖かい冬は、たいてい「ドカ雪と小休止の差が大きくなる」「シーズン序盤や標高の低い場所の雪が不安定になりやすい」という形で出て、パウダーのない冬になるわけではありません。そこを見越して計画すれば心配はいりません。実際、暖冬と呼ばれた近年のシーズンにも、ニセコには申し分のないパウダーの日が何度もありました。暖かい年でも、雪がなくて滑れない、という冬にはなっていません。

いちばん雪がいい時期は?

深さと乾いたパウダーを優先するなら、どの年でもピークの1月と2月を狙います。12月は積み上がっていく途中で、今季のような暖冬寄りの年は序盤ほど変動が大きいので、オープン直後より12月後半のほうが堅い選択です。3月も、とくに標高の高い場所ではよく滑れて、日も長くなります。時期の選び方はニセコに行くベストシーズンに、オープン前後を考えているなら11月のニセコにまとめました。ニセコがこれほど降る理由そのものはニセコに雪が多いのはなぜ?で読めます。

暖冬の年の、かしこい滑り方

暖かい冬は、寒波のタイミングに旅を合わせられる人ほど得をします。日程に幅があるなら、直前の予報で寒気が来る週に寄せるだけで、同じシーズンでも雪の質がちがってきます。暖かい日に当たったら、標高の高いコースや、雪が残りやすい林の中へ上がると、下の斜面よりも軽い雪に出会えます。標高が100メートル上がると気温はおよそ0.6度下がるので、暖かい日ほど上の斜面と下の斜面の差が効いてきます。逆に、里に近い低い斜面は暖かい日に湿りやすいので、冷えている朝いちばんに滑っておきます。何日か滞在して、いちばん降った翌朝を本命の一日にする——これが暖冬の年の、いちばん確実な組み立て方です。

行く前に、コンディションを追う

季節平均をあてにするより、旅の数週間前から実際のコンディションを追うほうが確かです。ひと晩の積雪とリフトの運行の読み方はニセコの積雪情報の読み方に、パウダーの朝を見分けるこつはパウダーデーの見分け方にあります。毎年いつごろ雪が降りはじめるかはニセコの雪はいつから?で確かめてください。山の天気は数日先までしか確度が上がらないので、どの週に寒気が来るかの見極めは、出発が近づいてからが現実的です。

よくある質問

2026-27はニセコにとって雪の悪い年になりますか?

ふつうの意味で「悪い」年になる見込みは低いです。季節の見通しは暖冬寄りで、日本海側の降雪は平年並みか少なめに傾きますが、ニセコはひと冬14〜15メートルが平年なので、静かな年でも十分に深く積もります。雪がない、というより、寒波と寒波の間が開く形になります。

エルニーニョだと日本にパウダーは来ないのですか?

来ます。エルニーニョは日本の冬型を弱めて暖冬寄りにしますが、ニセコのパウダーはシベリア寒気が日本海を渡って生まれるので、寒い日にはちゃんと降ります。降り方のリズムに効くのであって、パウダーの有無を決めるものではありません。

ニセコの雪がいちばん深いのはいつ?

1月と2月です。積雪が年間のピークになり、最も深い時期に標高の高い場所では4メートル近くに達することもあります。12月はそこへ積み上がっていく途中、3月は落ち着きながらも高所ではよく滑れます。

旅の前に、どこで雪を確かめればいい?

季節予報よりも、出発前の数週間に日々の積雪情報・予報・ライブカメラを見るのが確実です。積雪情報の読み方の記事で、どこを見ればよいかを順に説明しています。

旅は予約してしまい、できれば深い時期を狙い、近づいたら日々の情報を追う。季節の傾きは暖冬寄りでも、ニセコの雪は、ひと冬の予報よりもっと確かなものの上に成り立っています。

— ニセコ Hub 編集部

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