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ニセコの「当たりの朝」の見分け方と、地元の人が滑り始める場所

ニセコHUB編集部 · 2026/10/02

ニセコの「当たりの朝」の見分け方と、地元の人が滑り始める場所

ふもとの町で雪が10cm以上積もり、朝の空気が冷えていて、山の上の風が弱ければ、ニセコの「当たりの朝」です。そんな朝はヒラフのゴンドラの列に並ばず、花園かアンヌプリのゴンドラ以外のリフトから滑り始めるのが、私のすすめる回り方です。

ここでは、1月に1週間ほど滑りに来る中級以上の人に向けて、前の晩と朝に何を見ればいいか、どこから入ればいいかを順に書きます。リフトと料金は2026-27シーズンの公式の掲載値(2026年10月5日確認)、雪の数字は気象庁の倶知安の観測値です。その日の積雪と気温は、今朝のニセコの雪と気温は?の「今日のニセコ」で、宿を出る前に確かめられます。

パウダーの朝は、1月にどれくらい来る?

気象庁が倶知安で観測した2022〜2026年の1月(5年分・155日)を数えると、1日の降雪が10cm以上の日は52日、20cm以上の日は14日でした(気象庁)。1月に均すと、10cm以上が約10日、20cm以上が約3日です。1週間いれば、10cm以上降る日に2回ほど当たる計算になります。年による差は大きく、10cm以上の日は2025年1月が5日、2026年1月が15日でした。

気象庁の降雪は0時〜24時の1日分の値で、宿の窓から見る「ひと晩の雪」とは区切りが違います。また、これはふもとの町の観測所の数字で、山の上の降り方とは同じではありません。それでも、町で積もった朝は山でも新しい雪が乗っていることが多く、朝の判断の材料になります。1月の日最低気温の平年値はマイナス9.6℃、最も多い風向は北西です(気象庁 平年値)。なぜこの冷たい北西風で雪が増えるのかは、ニセコの雪はなぜ軽い?にまとめました。

前の晩と朝、どこを見る?

前の晩:寝る前の積雪を覚えておく

寝る前に「今日のニセコ」で積雪の数字を見て、覚えておきます。朝にもう一度見て、ひと晩で何cm増えたかが、その日の雪のいちばん確かな目安です。雪が締まって数字が伸びにくいこともあるので、増え方が小さくても、夜じゅう降り続いた日は期待していいと思います。風が強そうなら、ニセコの天気と風で気象庁の予報も見ておきます。

朝:窓の外と、車の屋根

起きたら、まず外の音。雪は音を吸うので、夜に積もった朝は町がしんと静かで、遠くの除雪車の音だけが聞こえます。次に、前の日に雪を払った車の屋根を見ます。屋根に乗った雪の厚みが、そのままひと晩の降雪の目安になります。外へ出て踏んだときにキュッと鳴れば、冷えて乾いた雪。べちゃっとつぶれるなら、気温が高く重い雪です。

山の上:ニセコ雪崩情報で気温と風

最後にニセコ雪崩情報を開きます。ニセコ雪崩調査所がシーズン中に毎朝出している地域の公式情報で、アンヌプリ1100m、ヒラフ花園1000mなど山の上の気温と風、ゲートの開閉の見込みが日本語と英語で載ります。コースの外に出ない人にも、山頂付近の風の強さがわかるのは助かります。風が強い日は、上のほうのリフトが止まることがあります。

どこから滑り始める?

私なら、新しい雪の朝ほどヒラフのゴンドラには並びません。人は一番有名な乗り場と山頂に集まるので、ほかのスキー場のリフトから入ったほうが、下のほうの林に新しい雪が残っている時間が長いと感じます。私が選ぶのは、花園ならHANAZONO第1リフトフード付きか花園第3クワッドフード付きリフト。名前のとおりフード付きなので、雪と風の強い朝に選びやすいと感じます。アンヌプリなら、ゴンドラの列を避けてジャンボ第1クワッドリフトから上がります。4人乗りで、長さ1,117m・約6分と公式マップにあります(ニセコユナイテッド)。グラン・ヒラフ、花園、アンヌプリのリフトは、2026-27シーズンはどれも8時半〜16時半の運行予定です(ニセコユナイテッド)。朝は8時半より少し前に乗り場に着くつもりで宿を出てください。

行き先はリフト券で変わります。花園はヒラフと山の上でつながっていて、ヒラフ・花園共通券でも滑れます。アンヌプリへ行くには全山共通リフト券が要り、2026-27のピーク期間(12月24日〜2月28日)は大人1日13,500円です(ニセコユナイテッド)。税込かどうかは、公式の料金表で確認してください。宿から乗り場までのシャトルと無料バスの使い方はニセコは車なしで回れる?に書きました。

風の向きでも選びます。1月は北西の風が多く、強く吹く日は、私ならアンヌプリより花園側を選ぶことが多いです。山頂付近のリフトが止まると、山の上で4つのスキー場を行き来できなくなることがあります。風の強い朝は、1つのスキー場の中で滑るつもりで出かけると、山の上で足止めされずにすみます。朝いちばんに花園やアンヌプリへ出やすい宿の場所は、ニセコはどこに泊まる?で比べています。

滑らないほうがいい朝

  • 吹雪で、上のリフトがほとんど止まっている朝
  • 気温が上がって雨やみぞれになった日と、その翌朝。濡れた雪が冷えて固く凍ります
  • 脚に疲れが残っている朝。私の感覚では、ケガはこういう日に起きやすいです

真冬でも、気温がプラスになって雪が湿る日はあります。倶知安では2022年1月11日に日最高気温が3.2℃まで上がり、降水量14.5mmに対して降雪は5cmだけでした(気象庁)。こういう翌朝は、無理に朝いちばんに出るより、日が当たって表面がゆるむ昼前からのほうが滑りやすいと思います。5日続けて滑る予定なら、途中の1日を温泉と町歩きに回すと、次の雪の朝に脚が残ります。

ゲートの外に出たくなったら

新しい雪の朝ほど、ロープの向こうに入りたくなります。ニセコのスキー場の外へ出られるのは、「ニセコルール」で決められたゲートからだけで、ゲートが閉じているときは出られません(ニセコルール)。ロープをくぐるのは禁止、ヘルメットと雪崩ビーコンは最低限必要とされ、小学生だけで外へ出ることもできません。救助や捜索には最低10万円の費用がかかり、ルール違反はリフト券の没収になることがあります。

ルールの補足では、雪崩ビーコンに加えてプローブとショベルの携行が強くすすめられています。土地に慣れていないなら、ガイドと一緒に出てください。出る朝はその日のニセコ雪崩情報を読み、パトロールの指示に従います。ケガや遭難のときに何が起きるかは、ニセコのバックカントリーで遭難・ケガをしたらにまとめています。

よくある質問

ニセコのパウダーデイは1月に何日くらい?

気象庁の倶知安の観測では、2022〜2026年の1月に1日の降雪が10cm以上だった日は平均約10日、20cm以上は約3日でした。年による差が大きく、2025年1月は10cm以上が5日だけでした。

パウダーの朝は何時から並べばいい?

2026-27シーズンは、グラン・ヒラフ・花園・アンヌプリのリフトが8時半から動く予定です。8時半より少し前に乗り場に着くつもりで出て、ヒラフのゴンドラを避けて、花園やアンヌプリのゴンドラ以外のリフトから入ると、待つ時間を短くしやすいです。

朝の雪と風はどこで確かめられる?

ふもとの積雪と気温はNiseko Hubの「今日のニセコ」で、山の上の気温と風、ゲートの見込みはニセコ雪崩情報で確かめられます。どちらも宿を出る前に見られます。

ゲートからコースの外に出てもいい?

ニセコルールで決められたゲートが開いているときだけ出られます。ヘルメットと雪崩ビーコンは最低限必要とされ、プローブとショベルの携行も強くすすめられています。救助費用は最低10万円です。

— ニセコ Hub 編集部

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