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ニセコはなぜ外国人が多い?数字で見る割合と、世界から人が集まる3つの理由【2026】
ニセコHUB編集部 · 2026/09/30

冬のヒラフを歩くと、聞こえてくる言葉の多くが英語です。
「ニセコって、どうしてこんなに海外の人が多いの?」。そう感じたことがある人は、少なくないはずです。
この記事では、倶知安町やニセコの観光団体が公表しているデータをもとに、海外からの人がどのくらいいるのか、そしてなぜニセコに世界中から人が集まるのかを見ていきます。先に要点をまとめます。
- 冬の倶知安町の宿泊者は、9割近くが海外からのお客さん
- 2026年1月末、倶知安町の住民のおよそ4人に1人が外国籍
- 夏は、日本からのお客さんと海外からのお客さんがほぼ半々
- 理由は「パウダースノー」「季節が逆の南半球」「長い滞在」など
数字で見ると、ニセコがどんな町なのかが、少しちがって見えてきます。
ニセコの外国人の割合|冬の宿泊者の9割近くが海外から
倶知安町の2025年度の観光統計を見ると、冬のシーズン(11月〜4月)の宿泊者の延べ人数は、海外からが約76万人泊、日本からが約11万人泊でした。冬の宿泊者の9割近くが、海外からのお客さんということになります(倶知安町)。
1年間の外国人の延べ宿泊者数は約90万人泊で、統計を取り始めてから最も多くなりました。
倶知安町・ニセコ町・蘭越町をあわせたニセコエリアでは、2025-26年の冬(11月〜3月)の外国人の延べ宿泊者数が97万人泊を超え、前の年より3割以上増えています(ニセコプロモーションボード)。
住んでいる人は?|冬は住民の約4人に1人が外国籍
旅行者だけではありません。冬には、ホテルやお店で働く人も、世界中から集まってきます。
倶知安町の住民基本台帳によると、2026年1月末の人口は17,415人で、そのうち外国籍の人は4,325人でした。住民のおよそ4人に1人です(倶知安町)。
ところが、雪がとけると数はぐっと減ります。2026年8月末には、外国籍の人は1,472人でした。
冬に来て、春に帰る。ニセコの人口は、季節とともに大きく動いているのです。
どこの国から来ている?|オーストラリアとアメリカが上位
倶知安町の2025年度の外国人の延べ宿泊者数を国・地域別に見ると、上位はこうなっています(倶知安町)。
- オーストラリア:約16.7万人泊
- アメリカ:約12.2万人泊
- シンガポール:約10.3万人泊
- 香港:約10.3万人泊
- 台湾:約8.4万人泊
長くトップを続けてきたのは、オーストラリアです。
いま伸びているのがアメリカで、2007年度には約1,300人泊だったのが、2025年度には約12万人泊まで増えました。ニセコエリア全体の宿泊者数では、2025年度にアメリカが初めて1位になったと報じられています(北海道新聞)。
なぜニセコに外国人が多いの?|理由は大きく3つ
1. 世界が認めるパウダースノー
いちばんの理由は、雪です。
ニセコの雪は軽くてさらさらしたパウダースノーで、「JAPOW(ジャパウ)」とも呼ばれ、世界中のスキーヤーやスノーボーダーのあこがれになっています。しかも、1シーズンにたくさん降ります。
なぜニセコにこれほどパウダーが降るのかは、こちらの記事でくわしく紹介しています。
2. 季節が逆の南半球から、近い
オーストラリアは南半球にあるので、日本とは季節が逆です。日本が冬の12月〜2月は、オーストラリアでは夏。クリスマスや年末年始の長い休みとも重なります。
さらに、オーストラリアの東海岸と日本との時差は1〜2時間ほど。時差ボケが少なく、休みを使って雪を楽しみに来やすい場所なのです。
ニセコが海外に知られるようになった背景には、1990年代に倶知安町へ移り住んだオーストラリア出身のロス・フィンドレーさんたちの存在もあります。夏のラフティングなど、1年を通じた楽しみ方を広め、海外に向けて発信してきました(日本経済新聞)。
3. 長く泊まって、ゆっくり楽しむ
海外からのお客さんは、長く滞在する人が多いのも特徴です。
倶知安町の統計では、2025年度の外国人の平均宿泊日数は4.76泊。オーストラリアからのお客さんは5.62泊でした。
長く泊まる人が多いと、コンドミニアムやレストラン、ショップも増えていきます。そうして町に英語の案内やお店が増え、さらに海外の人が過ごしやすくなる。そんな流れが、ニセコを国際的なリゾートに育ててきました。
夏のニセコは、日本からのお客さんも半分
冬の印象が強いニセコですが、夏は少し顔ぶれが変わります。
倶知安町の統計では、夏のシーズン(5月〜10月)の延べ宿泊者数は、日本からが約12.9万人泊、海外からが約13.0万人泊。ほぼ半々です。
ラフティングや登山、温泉、ドライブ。夏のニセコは、日本からの旅行者にとっても過ごしやすい季節です。冬のにぎやかさとはちがう、のんびりとしたニセコに出会えます。
世界中の人が集まる町を、楽しんでみよう
レストランのメニューが英語で書かれていたり、隣の席からいろいろな国の言葉が聞こえてきたり。はじめは少し戸惑うかもしれません。
でも、それもニセコという町の個性です。雪山で「Good morning」とあいさつを交わす朝は、ここならではの冬の風景です。
どこの国から来た人も、同じ雪を楽しみに、この町へやって来ています。
— ニセコ Hub 編集部