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2018年からニセコで変わったこと、変わらないこと

ニセコHUB編集部 · 2026/10/03

2018年からニセコで変わったこと、変わらないこと

ニセコ全山共通リフト券の大人1日券は、2018-19シーズンの7,400円から、2026-27シーズンのピーク期は13,500円になりました。2018年からニセコに住んでいて、変わったと思うのは値段と冬に来る人の数と顔ぶれ、変わらないのは夜のうちに積もる軽い雪と、山のルールです。

数年ぶりに戻ってくる人がいちばん驚くのは、たぶん値段です。ここでは思い出話ではなく、ニセコユナイテッド・倶知安町・厚生労働省の公式の数字を自分で並べて比べました(2026年10月5日確認)。リフト券以外の、食事やスーパーの今の値段はニセコの物価は、いまどれくらい高い?にまとめています。

数字で比べる、2018年ごろと今

| | 2018年ごろ | 今 | |---|---|---| | 全山共通リフト券 大人1日 | 7,400円(2018-19、12月11日〜3月20日) | 13,500円(2026-27ピーク、12月24日〜2月28日) | | 同 大人5日 | 32,200円 | 65,500円 | | 北海道の最低賃金(時給) | 835円(2018年10月1日〜) | 1,131円(2026年10月1日〜) | | 倶知安町の外国人宿泊延数 | 約46.5万人泊(2018年度) | 約89.5万人泊(2025年度) | | 外国人の平均宿泊日数 | 3.08泊(2018年度) | 4.76泊(2025年度) | | 倶知安町の外国籍住民(1月末) | 1,648人(2018年) | 4,325人(2026年) |

出典:ニセコユナイテッド 2026-27/2018-19(アーカイブ)、厚生労働省 2026年度/2018年度(アーカイブ)、倶知安町 観光客入込状況、倶知安町 統計

変わったこと

値段:リフト券は約1.8倍、時給の下限は約1.35倍

5日券で比べると、32,200円が65,500円になり、ほぼ2倍です。同じ期間に北海道の最低賃金は835円から1,131円へ、約1.35倍。働く側の時給の伸びより、遊ぶ側の値段の伸びのほうがずっと大きいのが、この数年のニセコです。料金の決まり方も変わりました。2018-19はオン(12月11日〜3月20日、1日7,400円)とオフ/ラスト(11月23日〜12月10日、3月21日〜5月6日、1日5,100円)の2段階でしたが、2026-27は早期・レギュラー・ピーク・春・最終の5つの期間に分かれ、ピークの12月24日〜2月28日がいちばん高くなります。宿にも、倶知安町では2026年4月1日宿泊分から宿泊料金の3%の宿泊税(北海道の宿泊税を含む)がかかります(倶知安町)。

人:泊まる外国人は約2倍、顔ぶれも変わった

倶知安町の観光客の総数は、2018年度が約164.7万人、2025年度が約164.2万人で、ほぼ同じです(2020年度から数え方が変わっています)。増えたのは、泊まる外国人と、その泊数。外国人の宿泊延数は約46.5万人泊から約89.5万人泊へ増え、平均の泊数も3.08泊から4.76泊に延びました。国・地域別ではオーストラリアが今も1位で、116,164人泊から166,822人泊に増えています。ただ、全体に占める割合は約25%から約19%に下がりました。アメリカは約3万人泊から約12.2万人泊へ4倍になって2位に、台湾と韓国もそれぞれ4倍を超えました。リフトで聞こえる言葉が増えたのは、気のせいではありません。

町と働く人:冬だけ人口がふくらむ

倶知安町の外国籍住民は、2025年10月末の1,519人から、2026年1月末には4,325人に増えています。観光客は住民登録をしないので、この差は冬のあいだ町に住む人、多くは働きに来る人です。町全体の人口も、2026年1月末の17,415人に対して9月末は14,147人。冬と夏の差は2018年(1月末16,492人、9月末15,323人)の約1,200人から、約3,300人に広がりました。住む場所はその分きつくなり、2025年4月のABC Newsは、スキー場の外の住宅地の地価が2017年からほぼ3倍になり、町の調査で住民のいちばんの心配が家賃と地価だったと伝えています(ABC News)。住むつもりで来るなら、ニセコに移住して後悔しないために、何を先に決める?を先に。

変わらないこと

  • 雪。 夜のうちに音もなく積もっていて、1本目に膝まで沈む感じ
  • 毎朝の雪崩情報と、ゲートのルール
  • 滑ったあとの温泉
  • 見えない日が多い羊蹄山(笑)

コースの外へはゲートからだけ、ゲートが閉じていたら出ない、ロープはくぐらない。この「ニセコルール」も、地域の公式のニセコなだれ情報が毎朝出ることも、そのままです。コース外での捜索救助には最低10万円が請求されます(ニセコルール)。初めての人が多い山なので、ケガに気をつけたいのも昔と同じ。あの雪がなぜ軽いのかはニセコの雪はなぜあんなに軽い?で書きました。最初の冬に私がつまずいたことはニセコ最初の冬は、何でつまずいた?に。

住んでいて思う、良いところと気になるところ

良いのは、北海道の田舎にいながら、世界中の人と話せることです。英語と中国語を毎日使う町は、道内でほかにないと思います。飲食の仕事でも、いいものを出せば、ちゃんと値段がつく町です。

気になるのは、次の4つ。

  • 私のまわりでは、地元の人がヒラフで外食しなくなった
  • 働く人の住む場所が足りない
  • 冬に頼りすぎて、夏が弱い。宿泊延数のうち冬(12〜3月)の割合は、2018年度の59.9%から2025年度は71.8%に上がった
  • 「ニセコは高い」というイメージで、道内の人が来にくくなったと感じる。2025年度の冬(11〜4月)の宿泊延数のうち、日本人は約12%。これは寂しい

地元からのひとこと:値段が上がって、人も増えました。それでも大雪の翌朝に1本滑ると、全部どうでもよくなる。ニセコは、ずるい山です。

久しぶりに来る人へ:昔のニセコに近づく方法

変わったことの多くは、1月〜2月のヒラフで一番強く感じます。昔の空気に近づきたいなら、まず時期をずらすこと。2026-27の全山共通券は、早期(11月28日〜12月11日)と春(3月23日〜4月4日)なら大人1日8,800円、5日で42,700円で、ピークの5日券より22,800円安くなります。ただし早期は、雪が少なくて開いているコースが限られる年もあります。雪が足りるかを優先するなら、レギュラー料金(1日12,600円)の12月12日〜23日か3月1日〜22日が落としどころです。

次に、ヒラフの外に出ること。倶知安の町なかには、地元の人が通う居酒屋や食堂があります。2025-26シーズンは、ヒラフとJR倶知安駅を結ぶ無料の「くっちゃんナイト号」が12月1日〜3月31日の17時〜22時30分に走りました(倶知安観光協会)。2026-27の運行は11月ごろの発表で確かめてください。夜の移動はニセコは車なしで回れる?、宿をどこに置くかはヒラフ以外だと、どこに泊まればいい?で比べられます。

昔ながらのニセコは、どこにある?

倶知安の町なか、山の反対側のアンヌプリやモイワ、町の人が通う日帰りの温泉。変わったヒラフの外には、観光客のために用意されていない時間が今も残っています。冬のヒラフが「日本っぽくない」と言われる理由と、日本の日常に出会える場所は、ヒラフの外で、昔ながらのニセコはどこにある?に場所ごとに書きました。

よくある質問

ニセコはこの数年でどう変わった?

値段と人が変わりました。全山共通リフト券の大人1日券は2018-19の7,400円から2026-27ピークの13,500円に、倶知安町の外国人宿泊延数は2018年度の約46.5万人泊から2025年度の約89.5万人泊になりました。雪とニセコルールは変わっていません。

ニセコの物価は上がっている?

上がっています。リフト券は約1.8倍、倶知安町では2026年4月から宿泊料金に3%の宿泊税もかかります。食事やスーパーの値段はニセコの物価は、いまどれくらい高い?へ。

オーストラリアからの客は減った?

減っていません。倶知安町のオーストラリアからの宿泊延数は2018年度の116,164人泊から2025年度は166,822人泊に増え、今も国・地域別で1位です。ほかの国からの客がそれ以上に増えたので、割合は下がりました。

昔ながらのニセコを楽しむには?

12月前半や3月後半に来て、夜は倶知安の町に出るのが近道です。早期と春のリフト券は大人1日8,800円で、ピークより安くなります。

— ニセコ Hub 編集部

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