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「ニセコは日本っぽくない」と言われる理由と、日本らしいニセコに出会える場所

ニセコHUB編集部 · 2026/10/03

「ニセコは日本っぽくない」と言われる理由と、日本らしいニセコに出会える場所

冬のヒラフが「日本っぽくない」と言われるのは、泊まる人も、店で働く人も、海外から来た人が多い町だからです。日本らしい時間がほしいなら、ヒラフを半日だけ出て、町の人が通う日帰りの温泉に入り、夜は倶知安の町なかで食べるのがいちばんの近道です。

数字で見ると、よくわかります。ヒラフがある倶知安町では、2025年度の冬(11月〜4月)の宿泊延数のうち、外国人が764,641人泊、日本人が107,415人泊で、町も「9割近くが外国人」とまとめています(倶知安町 観光客入込状況)。香港からの宿泊だけで、2025年度の1年間で約10万人泊。住んでいる人も冬に増えて、町の外国籍住民は2025年10月末の1,519人が、2026年1月末には4,325人になりました。2026年1月末の町の人口17,415人の、およそ4人に1人です(倶知安町 統計資料)。

つまり冬のヒラフでは、隣の席の人も、レジの向こうの人も、海外から来ている可能性が高い。日本らしさは消えたわけではなく、ヒラフの外に残っています。温泉も町の夕食も、車がなくても行けます。夜に倶知安へ下りる足は、車がなくても、夜の倶知安まで行ける?で先に確かめておくと安心です。

ヒラフは、海外のスキーヤーを迎えるために育った町

倶知安町の外国人宿泊延数は、2001年度が4,216人泊、2025年度が895,087人泊でした。24年で200倍以上になり、町の統計が始まってからの最高です。メニューが英語から先に書かれていたり、英語で話したほうが早かったりするのは、この人たちを迎えるために店や宿が増えてきた結果です。建物も、雪の中のロッジやホテルが並ぶ景色で、日本の温泉街とは違います。

私は、ヒラフを日本の「入口」だと思っています。空港の国際線ターミナルに立って「日本っぽくない」と言うのと近くて、入口として見ればよくできています。英語で予約でき、英語のメニューがあり、スキーの道具もすぐ借りられる。香港から来て初めての雪山なら、その楽さは使えばいい。そのうえで、旅の中に「入口の外」へ出る半日を1回だけ入れる、という組み方をすすめます。

町の人が通う温泉へ行く

ニセコで日本らしさにいちばん手っ取り早く触れられるのは、日帰りの温泉です。ホテルの大浴場もいいお湯ですが、選ぶなら、町が運営していたり、長く続いていたりして、ふだんは近所の人が入りに来る湯。湯船の顔ぶれと、休憩室の空気が変わります。料金と時間は、2026年10月5日に各施設の公式サイトで確かめたものです。

綺羅乃湯(ニセコ駅前)

JRニセコ駅から歩いて1分の、ニセコ町の日帰り温泉です。営業は10時〜21時30分(最終受付21時)、大人800円で、7月1日の値上げのあともニセコ町民は前の料金のまま据え置かれています(綺羅乃湯)。町の人が通う湯だと、料金表からわかります。休みは第2・第4水曜で、8〜10月は休まず営業。倶知安駅から電車で行けるので、車がない2人に向いています。

幽泉閣(蘭越町・昆布駅)

蘭越町の施設で、昭和33年から営業しています。公式サイトにも、ふだんは町民と近くの町村の人が使い、冬はスキー客が遠くから来ると書いてあります(幽泉閣)。JR昆布駅から歩いて5分、日帰り入浴は10時〜21時30分(最終受付21時、月曜は12時から)で、大人800円です。2026年は11月30日のチェックアウト後から12月3日まで工事で休館するので、12月初めに来る人は日にちに気をつけてください。

五色温泉旅館と雪秩父(山の上の湯)

山の上の白く濁った硫黄の湯に入りたいなら、この2つ。五色温泉旅館は冬(11月〜4月)の日帰り入浴が10時〜20時(最終受付19時)で、倶知安駅からタクシーで冬は約50分です(ニセコ五色温泉旅館)。日帰りの料金は、行く前に公式で確かめてください。蘭越町営の雪秩父は、冬(11月〜3月)の受付が12時〜18時30分、火曜定休で、大人900円(蘭越町)。5歳未満で身長105cm未満の子どもは入れず、スマートフォンは浴室に持ち込めません。英語の利用ガイドも同じページにあります。

どちらも雪の山道を上がった先にあり、冬は通れる道が限られます。雪道の運転に慣れていないなら、レンタカーではなくタクシーにしてください。ほかの温泉と場所は、山の温泉と町の湯を、まちなびで地図ごと探すと、まとめて見比べられます。紹介文つきで選びたいならニセコのおすすめ温泉14選へ。

夜は、倶知安の町なかで食べる

温泉の帰りは、倶知安の駅前で夕食にします。Niseko Hubのまちなびに載っている倶知安の町なかの飲食店は87軒で、「予約必須」の店は1軒もありませんでした(2026年10月5日時点の集計。夕食の予約はいつ必要?)。ヒラフの夜より席を探しやすく、町で暮らす人と同じ店で夕ごはんを食べられます。

ヒラフに戻る足は、倶知安観光協会の無料の「くっちゃんナイト号」。2025-26シーズンは12月1日〜3月31日の17時〜22時30分に毎日走りました。行きは12月20日〜2月28日に限り、ウェルカムセンター17時30分発の倶知安駅行き直行便(片道1日1便)もありました(倶知安観光協会の時刻表PDF)。2026-27シーズンの時刻は、発表されたら同じ協会のサイトで確かめてください。帰りは倶知安駅発が18時30分の次は20時15分、最終は21時45分だったので、食べ始める前に乗る便を決めておきます。ホテルに戻る前に、北海道のコンビニ・セコマに寄って、店で作る温かい「ホットシェフ」を買って帰るのも、北海道ならではの夜の締め方です(セイコーマート)。

向かない人と、先に知っておくこと

この半日は、時間に余裕がある人向けです。JRは本数が多くないので、行きより先に帰りの電車の時刻をJR北海道で見ておかないと、駅で長く待つことになります。山の上の2つはタクシー代がかかり、雪の日は時間も読みにくい。滑る日を削りたくない人は、まず電車で行ける綺羅乃湯か、夜の倶知安だけにするのが無理のない選び方です。

温泉では水着を着ず、体を洗ってから湯船に入ります。不安なら、英語のガイドがある雪秩父から始めると迷いません。それと、ヒラフに泊まりながら毎晩外へ出る必要はありません。倶知安の駅近くに泊まって、昼だけ山へ上がるという逆の組み方もあり、場所ごとの違いはヒラフと倶知安、どこに泊まる?で比べられます。

本物の北海道は、雪そのもの

もう1つだけ。ニセコでいちばん「本物」なのは、パウダースノーだと私は思います。軽くて、冬のあいだ毎日のように降る雪は、ヒラフにいても足元にあります。日本らしさとは別の話ですが、香港から来た人が帰ってから話すのは、たぶんこっちです。あの軽さがどこから来るのかは、ニセコの雪はなぜあんなに軽い?にまとめています。

よくある質問

ニセコは本当に日本っぽくない?

ヒラフがある倶知安町では、冬の宿泊の9割近くが海外から来た人で、ヒラフは英語が先に立つ町です。ただ、ヒラフを出て町の日帰り温泉や倶知安の駅前に行けば、ふだんの日本の暮らしの中に入れます。

車がなくても、町の温泉に行ける?

行けます。綺羅乃湯はJRニセコ駅から歩いて1分、幽泉閣はJR昆布駅から歩いて5分です。電車の本数は多くないので、帰りの時刻を先に確かめてください。山の上の五色温泉旅館と雪秩父は、タクシーで行くのが安全です。

日帰り温泉はいくら?

2026年10月5日に確かめた大人料金は、綺羅乃湯800円、幽泉閣800円、雪秩父900円です。五色温泉旅館の日帰り料金は公式で確認してください。タオルは有料のところが多いので、持っていくと安く済みます。

倶知安の町まではどう行く?

冬の夜は、ヒラフと倶知安駅を結ぶ無料の「くっちゃんナイト号」が走ります。2025-26シーズンは12月1日〜3月31日の17時〜22時30分でした。2026-27の時刻は、倶知安観光協会の発表で確かめてください。

— ニセコ Hub 編集部

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