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医療・健康

ニセコ ワーホリ完全ガイド|体調を崩したら・ケガをしたら編【第5回】病院・保険・救急

ニセコHUB編集部 · 2026/06/16

ニセコ ワーホリ完全ガイド|体調を崩したら・ケガをしたら編【第5回】病院・保険・救急

慣れない土地、慣れない寒さ、そして体力を使う仕事。元気なつもりでも、体調を崩したり、ケガをしたりすることは、誰にでもあります。

そんなとき、「どこに行けばいいの?」「お金はいくらかかるの?」「言葉は通じる?」と不安になりますよね。でも、仕組みを知っておけば大丈夫。いざというときに、落ち着いて動けます。

この記事では、ニセコで体調を崩したとき・ケガをしたときの動き方をまとめました。

  • 軽い症状のとき/病院に行くとき
  • 健康保険で医療費はどうなる?
  • 救急のとき(119番)
  • スキー・スノボでケガをしたら
  • バックカントリーと救助費の話
  • 言葉が不安なときの支え

順番に見ていきましょう。

まずは落ち着いて|症状で行き先を分ける

体調が悪いとき、いきなり大きな病院へ行く必要はありません。症状に合わせて、行き先を選びます。

  • 軽いかぜ・頭痛・のどの痛み:まずは薬局・ドラッグストアで市販薬。ニセコエリアにもドラッグストアがあります
  • 熱や痛みが続く/気になる症状:クリニック(診療所)を受診
  • 大きなケガ・激しい痛み・動けない:病院へ。倶知安町には地域の中核病院があります

ニセコエリアの病院・クリニックは、まちなびの病院一覧から探せます。受診の前に、診療時間や診療科を確認しておくと安心です。

受診のときは、健康保険証を必ず持っていきましょう。スマホに入れたマイナンバーカード(マイナ保険証)が使える医療機関も増えています。

医療費はどうなる?|健康保険のしくみ

日本では、健康保険に入っていると、医療費の自己負担は原則3割ですみます。

ワーホリで3か月を超えて滞在する人は、市町村の国民健康保険(国保)に入るのが基本です。手続きは、第2回でくわしく紹介しています。

国保に入っていれば、かぜで受診しても、数千円ほどの自己負担で診てもらえます。保険証がないと全額(10割)になってしまうので、加入の手続きは早めにすませておきましょう。

短期滞在で国保に入らない人は、母国で入る海外旅行保険でカバーしておくと安心です。

救急のとき|ためらわず119番

意識がない、息が苦しい、大量に出血している、ひどいケガ——そんな緊急のときは、119番に電話します。救急車を呼ぶ番号です。

日本では、救急車を呼ぶのは無料です。お金の心配で、迷う必要はありません。

電話では、まず「救急です」と伝え、住所・場所、どうしたのかを話します。日本語が不安なときは、ゆっくり、わかる言葉で大丈夫。落ち着いて、いる場所を伝えることがいちばん大切です。

  • 救急・火事:119番
  • 事故・事件・警察:110番

スマホの位置情報をオンにしておくと、場所を伝えやすくなります。

ゲレンデでケガをしたら|まずはパトロール

スキーやスノーボードでのケガは、ニセコでは珍しくありません。

コース内で転んで動けない、痛みがひどいときは、近くの人にスキーパトロールを呼んでもらいましょう。各リフト乗り場やインフォメーションに連絡先があります。パトロールが現場に来て、安全な場所まで運んでくれます。

そのあとは、症状に応じてクリニックや病院へ。骨折や打撲は、早めに診てもらうほど安心です。

保険証を寮に置きっぱなしにせず、滑る日も身分証と一緒に持っておくと、受診がスムーズです。

バックカントリーと救助費|知っておきたい大切な話

ニセコの深いパウダーは、世界中のスキーヤーの憧れ。でも、コースの外(バックカントリー)には、コース内とはまったく違うリスクがあります。

ここで知っておいてほしいのが、救助費のこと。

コースの外で遭難したり、ケガをして自力で下りられなくなったりすると、捜索や救助(ときにはヘリコプター)が必要になります。この捜索・救助の費用は、健康保険ではカバーされません。場合によっては、数十万円以上の高額になることもあります。

ニセコには、コース外へ出るための「ゲート」と、守るべきルール(ニセコルール)があります。バックカントリーに出るなら——

  • ニセコルールを必ず守り、ゲートから出る
  • 天候・雪崩の情報を確認する
  • 一人では行かない/装備をそろえる
  • 山岳・救助費用をカバーする保険に入っておく

楽しむための備えとして、救助費用の補償がついた保険(山岳保険など)への加入を、強くおすすめします。

言葉が不安なときの支え

具合が悪いときに、外国語で症状を伝えるのは、ふだん以上に難しいもの。でも、頼れる支えがあります。

  • スマホの翻訳アプリを使う。症状を打ち込んで画面を見せるだけでも伝わります
  • 多言語対応の医療相談窓口を使う。電話で通訳をはさんで相談できるサービスがあります
  • 旅行者・在住者向けの多言語ホットライン(日本政府観光局(JNTO)の電話相談 050-3816-2787 など)は、医療機関の案内や通訳に対応しています

「痛い場所」「いつから」「アレルギーの有無」「飲んでいる薬」をメモにしておくと、受診のときに役立ちます。

いちばんの予防は、無理をしないこと

シーズンは長く、雪の中での仕事と遊びは、思った以上に体力を使います。

睡眠と食事をしっかりとる。寒さ対策をする。疲れたら休む。お酒もほどほどに。あたりまえのことですが、これがいちばんの予防になります。

体は資本。元気だからこそ、働けて、滑れます。自分の体を大切にしながら、ニセコの冬を最後まで楽しみましょう。

次回はいよいよ最終回。友達と居場所の作り方——ニセコで、自分の居場所を見つけるヒントをお届けします。

— ニセコ Hub 編集部

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