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初めてのニセコの前に:寒さ・靴・凍った道・夜の飲みすぎ、友だちに毎回伝えていること
ニセコHUB編集部 · 2026/10/01

初めての冬のニセコで準備しておきたいのは、スキーの腕より、寒さ・足元・凍った道・夜の帰り道への備えです。1月の倶知安は日最低気温の平年値がマイナス9.6℃、日最高気温の平年値でもマイナス2.0℃で、多くの日は、昼になっても氷点下のまま一日が終わります。
シンガポールのように一年中暑い国から家族で来ると、この差は体で受け止めることになります。靴には雪が入り、夜の道は凍り、室内は暖房で乾く。どれも準備さえしておけば防げる失敗なので、来る前にこの6つを押さえておいてください。旅のあとで多くの人が口にする後悔は、ニセコに来た人が「知っておけばよかった」と言うことは?にも集めました。
- 寒さ: 暖かい国から来るなら、防寒は「やりすぎ」くらいでちょうどいい
- 足元: 雪は靴の中に入ってくる。長靴か防水のスノーブーツを
- 運転: 北海道の冬のスリップ事故は12月がいちばん多い
- 夜: 飲んだ帰りの凍った道で転ぶけがに気をつける
- 手袋: 外では必ず。そして、なくさない
- 肌: 乾燥がひどい。保湿は毎日
ニセコの寒さはどのくらい?
気象庁の倶知安の平年値(1991〜2020年)では、1月の平均気温がマイナス5.4℃、日最高気温がマイナス2.0℃、日最低気温がマイナス9.6℃です。1月に雪が降る日は平年で30.7日(2006〜2020年)。ほぼ毎日降っていると思っておけば外れません。2月の最深積雪の平年値は181cmで、大人の背丈を超える深さです。山の上はさらに冷えて、風も強くなります。
私は北海道育ちなので、寒さそのものにはそれほど苦労しませんでした。南の国から来る人は話が別です。シンガポールやマレーシア、オーストラリアの夏から飛んでくると、体が寒さにまったく慣れていません。子どもは大人より先に冷えて、先に「帰りたい」と言い出します。
- 厚い上着1枚より、薄いものを何枚か重ねる(肌着・フリース・防水の上着)
- 首・顔・耳を覆うもの(ネックウォーマー、ニット帽)を家族の人数分
- ヨーロッパや北米の寒い地域から来る人なら、いつもの冬の格好で足ります
リフトの上で風を受けると、首まわりに1枚あるかないかで体の冷え方がまるで変わります。重ね着にしておけば、暖房の効いた店に入ったときに1枚脱いで調整できるので、汗で冷えるのも防げます。
靴は長靴か、防水のスノーブーツを
いちばん見落とされやすいのが足元です。ニセコの雪は深く、歩くだけで靴の中に入ってきます。スニーカーなら数分で靴下までびしょびしょになり、そのまま夜まで過ごすことになります。
ヒラフの町は、ゴンドラ坂・ひらふ坂・さくら坂・もみじ坂・ようてい坂と、名前のついた坂道でできています。宿からレストランまで歩くだけでも、凍った下り坂を何度も通ります。
- くるぶしより上まである、防水の長靴かスノーブーツ
- 靴底に深い溝がある、すべりにくいもの
- 子どもの分も忘れずに。成長期で毎年サイズが変わります
スキーやスノーボードの道具はレンタルできても、町を歩く靴は自分で用意するものです。現地でも買えますが、必要になるのは空港を出た瞬間から。出発の前に用意して、家の中で一度履いて歩いておくと、到着した日から足が楽です。
車の運転は、本気で気をつけて
レンタカーで来る家族もいると思います。北海道警察が凍結路面によるスリップ事故をまとめた資料(2019〜2023年度の11月〜3月の累計、2024年10月公表)では、死亡事故・負傷事故とも12月がいちばん多くなっています。2023年度の冬だけで、スリップが原因の負傷事故は645件ありました。
倶知安の12月は、日最高気温の平年値がちょうど0.0℃。昼に少し溶けた雪が夜に凍り、見た目では濡れているだけのような氷の道になります。
- 急発進・急ブレーキ・急ハンドルと、「急」のつく操作をしない
- 路面に合った安全な速度で走る。とくに下り坂とカーブ
- 走り出す前に、車の屋根に積もった雪を落とす
- レンタカーは、冬用タイヤ付きかを予約のときに確かめる
- 雪道を運転したことがないなら、運転しない選択も十分にあり
運転しない場合の動き方は、車なしでニセコを回れる?にまとめました。シャトルと無料バスで、思ったより動けます。
地元からのひとこと:初めて雪を見ると、つい景色ばかり見て歩きがちです。ところが、写真を撮りたくなる雪景色と凍った道は同じ場所にあります。とくに子どもは雪を見ると走り出すので、歩き出す前に、まず家族そろって足元を見てください。
夜の飲みすぎと、雪道
寒いと「飲んで温まろう」となりがちです。でも、酔って足元がふらついた状態で凍った道を歩くと、転んで頭を打つ危険があります。お酒は体が温まったように感じさせますが、帰り道の氷はそのままです。
倶知安の町で飲むなら、帰りの足は先に決めておきます。2025-26シーズンは、ヒラフのウェルカムセンターとJR倶知安駅を結ぶ「くっちゃんナイト号」が12月1日〜3月31日の17:00〜22:30に無料で走りました(倶知安観光協会の時刻表)。12月20日〜2月28日は、ウェルカムセンター17:30発の直行便も1日1便加わりました(倶知安観光協会のお知らせ)。2026-27シーズンの時刻は、出発前に公式で確かめてください。
- 帰り道が凍っていることを、飲む前に思い出す
- 最終のバスの時刻か、宿の送迎を先に決めておく
- 一人で歩いて帰らない
夜の帰り道は、どこに泊まるかで大きく変わります。ニセコはどこに泊まる?で場所ごとの違いを先に見ておくと楽です。冬のピークは夕食の席も埋まりやすいので、ニセコのレストランは予約が必要?も読んでおくと夜の段取りが組めます。
手袋は必ず。そして、なくさない
外で手袋を忘れると、数分で指先が痛くなります。しかも手袋は、とにかくなくしやすい。バーやレストランにはコートを掛ける場所が少ない店もあって、ポケットに入れたつもりで落としたり、椅子に置いたまま帰ったりします。子ども用は、ひもで袖につなげるタイプにしておくと片方だけなくすことが減ります。
- 脱いだら、すぐ上着のポケットへ
- 家族全員、予備を1組ずつ持ってくる
- 濡れた手袋は、夜のうちに宿で乾かす
転んだとき、具合が悪いとき
気をつけていても、転ぶときは転びます。頭を打った、手首が痛む、子どもが熱を出した。そんなときに慌てないよう、近くの病院はニセコ周辺の病院・クリニックは?で先に場所を見ておくと安心です。日本の救急車は119番。海外旅行保険に入るなら、スキーやスノーボード中のけがが補償に含まれるかも、出発前に確かめておきます。
乾燥と肌のケア
冬のニセコは、空気がとても乾いています。外は寒くて乾燥、室内は暖房でさらに乾く。唇と手から荒れていき、子どもは頬が赤くひび割れることもあります。湿度の高いシンガポールから来ると、この差はすぐに肌に出てきます。
- 保湿クリームとリップクリームは毎日
- 日焼け止めも。雪は日差しを強く跳ね返します
- 水をこまめに飲む
よくある質問
ニセコは冬、どのくらい寒い?
気象庁の倶知安の平年値で、1月の平均気温はマイナス5.4℃、日最低気温はマイナス9.6℃、日最高気温もマイナス2.0℃です。山の上は風が強く、体感はもっと寒くなります。
普通のスニーカーで大丈夫?
おすすめしません。雪が靴の中に入り、凍った坂道ですべります。くるぶしより上まである、長靴か防水のスノーブーツを用意してください。
冬のニセコで車を運転しても大丈夫?
雪道に慣れていれば運転できますが、北海道警察の資料ではスリップ事故は12月がいちばん多い月です。雪道が初めてなら、バスや送迎を使うほうが安全です。
暖かい国から行くとき、何を持っていけばいい?
重ね着できる防寒着、首や顔を覆うもの、手袋(予備も)、防水の靴、保湿クリームと日焼け止めです。子どもの分も人数分そろえてください。
— ニセコ Hub 編集部